マツシマでは、様々な環境に優しいねじを取り扱っております。
亜鉛鍍金皮膜上に化成処理を施す最も汎用的な表面処理において、欧州より六価クロムが有害で地球環境や人体に悪影響を及ぼすという理由で、使用を制限し、三価クロムへの切り替わりが進行しました。
現在主流となった三価クロムクロメートは、様々な製品に採用されて環境対応表面処理として活躍しておりますが、ここにきて段階的対策の三価クロムクロメートの弱点や六価溶出基準強化の流れより次世代表面処理としてノンクロム亜鉛鍍金が要望され始めています。
人体や環境に悪影響を及ぼさない成分・物質を採用、たとえば植物から採れる酸化防止する物質を利用した薬品により処理された皮膜は、三価クロムクロメート同等の耐食性を備えており、六価クロムを一切含まない完全環境対応表面処理です。
(※各薬品会社により成分の違いはあります。)
ユーザーの環境に対する取り組み・方向性・方針によりノンクロムへの切り替わりは、早くも遅くもなります。企業の環境方針への取り組みは、企業価値が高まると共に、最大の目的である「地球環境」や「作業環境」に良い影響を与えます。製品作りに携わる一人一人が意識していくことが必要です。
ステンレス鋼は、意匠性、耐食性および耐久性に優れており、従来から各方面に幅広く使用されてまいりました。
その特徴を構造材に生かすことを目的に、研究開発段階、建築基準法旧第38条の既定に基づく建設大臣の一般認定取得段階を経て、平成12年6月に施行された改正建築基準法及び施行令では、鉄骨造に用いる鋼材として規定され、その飛躍的発展が期待されているところです。